No.271

                                                          東北

            和賀岳 1、440m  羽後朝日岳 1、376m
                                                       薬師岳 1、218m



                                      平成26年9月2日〜5日(3泊4日)                    単独行(朝日岳はMB 倉田氏)


       
     9/2(曇時々雨)        花園IC(05:40発)〜国見SA(08:40着 朝食、給油 09:10発)〜古川IC(10:00着発)〜禿岳登山口、花立峠手前で引き返し「スパ鬼首の湯」へ(11時頃着、12時前出発)〜
                    コンビニ、ホームセンターで買い出し、真木林道偵察〜中里温泉(15:30着) 


                              今年の夏休みは相棒の新井君と槍穂高縦走の予定を組んだが、新井君が人事異動に引っかかり急遽変更、甲信越が天候が今一つの為、和賀岳のリベンジと秘峰の羽後朝日岳へのチャレンジとした。又単独行になった。 3日〜6日の予定だが天候が後半良くない予報の為、部下に頼んで2日からに変更して貰った。 初日は宿までの為、東北百名山の鬼首の禿岳を予定に加えた。 当日関東は朝から快晴、日光連山も良く拝めたが福島に入る頃より曇り空へ。古川ICから望む内陸方面はどんより雲が垂れこめ山も見えない、時折晴れ間も除くが不安定な空模様だ。鳴子より鬼首に着く頃には雨が落ち始めスキー場より花立峠に向かう道では本降りに、さっさと諦め風呂にでも浸かる事に変更、スパ施設で誰もいない大風呂に一人ゆっくり浸かった。 ここからは秋ノ宮温泉も近いので下道で大仙に向かう。時間もあるので大曲でコンビニやホームセンターで買い物又給油、明日の為に真木林道入口まで偵察に行ってみた。中里温泉に着いたのは丁度16時前になっていた、また良いことに天気も回復し青空になって来た! この日は明日に備えて早めに横になった。


     9/3(晴時々曇)       中里温泉(04:30発)〜小路又P(05:08着05:33発)〜甘露水登山口(05:48着05:50発)〜ブナ台(06:17着06:27発)〜滝倉(06:55着07:00発)〜倉方(07:48着07:50発)〜
                   薬師岳分岐(08:33着発)〜薬師岳(08:45着09:12発)〜小杉山分岐(09:55着発)〜小鷲倉(10:33着10:43発)〜和賀岳(11:22着11:55発)〜小鷲倉(12:35着発)〜小杉山分岐
                   (13:00着発)〜薬師平(13:24着発)〜薬師岳(13:40着13:45発)〜薬師岳分岐(13:50着発)〜倉方(14:14着14:20発)〜滝倉(14:50着15:03発)〜ブナ台(15:25着15:35発)
                   〜登山口(15:56着発)〜小路又P(16:12着16:30発)〜大曲ホーマック〜中里温泉(18:40着)

                              2日目4時起床、外を見ると星空、これはいける! 4時半出発、コンビニに寄り食料調達、真木林道へ向かう。噂ほどの悪路でもなく予定通り小路又のPへ到着、他には車は無い。 避難小屋のトイレをお借りするが綺麗に管理されている。支度をし早々に出発、今回は虫がいなく助かった。 20分程で甘露水登山口へ、スローペースで徐々に高度を上げていく。ブナが美しい、倉方からは急登になり痩せ尾根を展望を楽しみながらの登りになる、左上に丸い薬師岳の山頂を望めて来て、足元には高山植物も。3時間弱で薬師岳へ到着、展望も良く真昼岳、甲山、鳥海山そして和賀岳が迫力がある! 1本立てて和賀へ進む、薬師平などまだまだ高山植物も多い。小杉山へ登り返しいよいよ稜線を辿る、風が強く寒い位だ。小鷲倉からの和賀岳は特に美しい! アップダウンを繰り返し薬師岳より2時間で待望の和賀岳山頂へ到着した。展望は360度すこぶる良く、高下岳〜羽後朝日岳、その上には岩手山と秋田駒、田沢湖、薬師岳へ連なる尾根、白岩岳、真昼岳へ続く山塊、鳥海山と大仙、大曲の横手盆地が広がる、しばし展望に見とれた。 食事を摂っていると岩手側より自然公園指導員の方が単独で到着した、しばし談笑。珍しい蝶の「紅日陰」の事など教えてくれた。長居はしたいが帰路を考えると、挨拶を交わし早々に下山にかかった。 登山口までは4時間の下りであったが、休みながらスローなペースで下った。前日睡眠はしっかりとったので長丁場の山でも体調は何とか持ってくれた。うまくリベンジ出来て良かった! 下山後、三脚が壊れたのとカウベルの紛失もあり大曲のホームセンターに行き夕食が遅くなってしまったが、生ビールが事のほか美味かった。



     9/4(曇)            中里温泉(05:30発)〜駐在所、コンビニ〜朝日岳登山口(06:40着06:53発)〜部名垂沢取付(07:00着発)〜最終堰堤(07:58着08:08発)〜ニノ沢畚沢出合(09:20着09:30発)〜
                      二股(10:10着10:20発)〜源頭(11:20着11:30発)〜稜線(12:10着発)〜羽後朝日岳(13:03着13:10発)〜稜線下降点(13:50着14:00発)〜源頭(14:35着14:45発)〜
                      二股(15:53着16:00発)〜ニノ沢畚沢出合(16:30着16:40発)〜最終堰堤(18:10着18:20発)〜部名垂沢取付(19:15着発)〜朝日岳登山口(19:22着19:40発)〜中里温泉(21:00着)

                            3日目、今回の本命、朝日岳にチャレンジです。今回は単独では少々不安な為、この山域では第一人者の自然公園管理員の倉田さんにガイドをして頂いた。 倉田さんが予定通り中里温泉に到着、途中で駐在所に登山届けを提出、コンビニで買い出しし登山口の部名垂沢へ。天気予報では曇りのち雨、不安もよぎる。長い林道を進む、車1台通れるかのダートな道だ。沢の手前の林道脇に駐車、早々に支度をし出発。河原を歩き出すと直ぐに熊の足跡、気が引き締まる!河原を詰めていくが幾つもの堰堤があり、その都度左岸側を高巻きしたり作業道をブッシュを掻き分け進んだり、渡渉を繰り返したりしながら進んで行く。完全な沢登りの支度をしてくればと後悔する。 天気は予報を外れ晴れ模様となり、陽射しが暑い位だ。 上流に進むに従い沢も荒れてくる、数年前の鉄砲水で相当地形も変わってしまったとの事だ。最終堰堤で1本立て、倉田さんに甘いものを頂くが何と旨い大福だ、腹に染み渡る。 ニノ沢畚沢出合へ、ここまで来ると周りの景色が日高の沢の様である。 沢もどんどん傾斜が強くなりキツイ!二股に3時間程で到着、1本立てる。ここからが正念場と倉田さんに気合を入れて貰う。 確かにここから先はそこそこの沢登り要素が入り急峻な滝が何度も現れ、トラロープが付いているが、かなりの腕力も必要で恐怖感との戦いです。高巻きのルートは所々が崩壊して使えないようです。倉田さんが先導してくれますが、一人ではここら辺でアウトだったかもしれません!!何とか源流に辿り着きペットに水を補給しましたが冷たく旨いミネラルウォーターです。ここから稜線までは涸沢を詰めますが、これも潅木に掴まりながらのかなりの急坂です、キツイ! やっとこ稜線に出ると朝日岳の肩の部分が 望め感激、しかし倉田さんより「13時過ぎたら、山頂手前でも迷わず撤退する」の言葉が掛かります。自分も勿論そのつもりです。いざ山頂へ。  背丈以上の潅木のブッシュの中を進みます。ブッシュから出て又入るの繰り返し、お花畑はこの時期でも最高でビックリしました。此処でしか生育しない「ワガトリカブト」(ウゼントリカブトの変種)を見る事も出来て感激、又、貴重な蝶の「紅日陰」も遭遇とラッキーです。 流石の倉田さんもブッシュの温暖な気候のここ数年の異常な生育で何度か道に迷いました。 何とか藪漕ぎをクリアし、最後の山頂への登りに耐え13時過ぎに念願の山頂へ立てました。13時過ぎたのは、倉田さんも迷った分のおまけです。ネットで見ていた標柱や石碑がしっかりありました。展望はガスり気味ですが、夏瀬ダムや田沢湖、白岩岳、岩手山、秋田駒、ニノ沢畚など確認出来ました。 時間も推しているので、写真を撮るだけで直ぐに下山です。下降点からは涸沢を枝に掴まり滑り落ちるように降ります。二股までは緊張の連続です、やはり滝は下る方が遥かに難しく、1箇所は倉田さんにロープで確保して貰いました。 トラロープの無い所でも流れの中に岩のホールドを利用してずぶ濡れになりながら何とかクリア、倉田さんにその都度アドバイスを貰い助かりました。 ニノ沢畚沢出合で1本立てます、再度大福で燃料補給、早々に出発。 薄暗い中何とか最終堰堤に到着、この辺りでかなりの体力限界、連日の長丁場の登山は堪えます。空腹でも食べる気力が無く何とかおにぎりを水で流し込みます。又、ここで大失敗!ヘッデンの電池が切れていて落ち込みます。倉田さんに予備のライトを貸して貰いました、何という失敗でしょう! ここからは暗闇の中の下山です、倉田さんがルートファインティングして、自分も足元を照らしながら何とか付いて行きます。河原から高巻き、又河原に下りる繰り返し、又作業道をブッシュを掻き分け進み、川の中も濡れても関係なく只管歩きます。真っ暗の中やっとこ車に辿り着いたのは19時を過ぎていました。 この後中里温泉に着いたのは21時になってしまい、夕食は頼んで部屋に用意して頂きました。 入浴後食事をとり、披露と達成感で直ぐバタンキューの状態でした。

 


     9/5(雨後曇)         中里温泉(09:35発)〜道の駅なかせん〜大曲IC(10:36着発)〜国見SA(13:50着発)〜花園IC(16:33着)


                           最終日は雨の音で目が覚めた。今日は帰るだけだが、体のあちこちが痛みます。朝一温泉に浸かり連泊中初めて朝食をとりました。 中仙の道の駅で土産を買い込み大曲ICへ向かう。和賀真昼山塊には雨も止みガスがかかっていた。大曲からは長丁場のドライブ、休憩を入れて6時間擁して何とか花園へ辿り着きました。  今回は初日こそ雨で予定の禿岳には登れませんでしたが、和賀と羽後朝日岳の山塊の両横綱を制覇出来た事は最高の収穫と自己満足的ステータスになりました。 倉田さんと中里温泉に感謝致します。 又余談ですが、後日倉田さんからお聞きしたことですが、我々が入った時に1台の車が登山口の空き地に止まっていましたが、その持ち主が遭難したらしく現在でも見つかっていないとの事で地元の仙北の警察が捜索しているようで倉田さんにも連絡があったとの事、無事である事を祈ります。


                花園〜古川 8460円   大曲〜花園 11400円     中里温泉 3泊4日 約2万円        他GAS、土産代等                  TOP