No,199

                                                       日高山脈

                ぺテガリ岳 1,736m 神威岳 1,601m


                                      平成20年6月19日〜23日(4泊5日)                        単独行



   6月18日                 寄居(21:32発)〜浜松町(23:00着発)〜カプセルホテル(23:50着)

    


                 今年の休暇は念願の日高のぺテガリに挑んだ!直前まで天候を見て大雪方面にするか悩んだが、出発の前日に意を決し予定通りにした。退社後一旦家に戻り仕度をし寄居駅より出発。朝一の便に乗るので前夜は浜松町のカプセルホテルに泊まった。

                                                                                               カプセルイン浜松町   3800円



   6月19日(曇時々晴)         浜松町カプセルホテル(05:20発)〜浜松町(05:25着05:35発)〜羽田AP(06:00着06:45発)〜千歳AP(08:20着09:20発)〜千歳IC(09:40着発)〜日高富川IC
                     (10:15着発)〜三石旅館(11:40着12:05発)〜元浦川林道ゲート(12:58着14:05発)〜MTB〜神威山荘(16:35着)


                    5時に起床、睡眠不足で眠く朝風呂に入った。予定通り千歳に到着、北海道洞爺湖サミットを控え空港は物々しい警戒だ!売店では花畑牧場直営店の生キャラメルの順番待ちの一番手が既に並んでいる。北海道レンタカーへ連絡し空港より直に出発、道央道に乗り日高道へ、今回車はMTBを積むのでオデッセイをチョイス、事前にシートは全部倒して貰っている。。思ったより日高道は伸びていた、三石旅館には昼前に到着、送っておいた荷物とMTBを組み立てる。荻伏に向かう道より日高の山々が望める。 荻伏よりどんどん山中に入って行く、元浦川林道に入ると道幅も徐々に狭くなり慎重に進む。ゲートには午後1時に到着した。 荷が重くMTBに取り付けが出来なく大きいザックは背負ってサブザックを荷台に縛った。出発前、林業関係者がトラックで乗り付けたが話しても乗せてはくれなかった。 林道は長く又ザックも重荷で苦しい道程だった。途中、羆の糞が数箇所も有りカウベルを大きく鳴らしてびびりながら進む!2m近くありそうな蝦夷鹿やリスにも遭遇した。登りでは殆どMTBを押し上げ非常にきつかった。正面にはシュオマナイ岳が望める。 2時間半で神威山荘に到着、中には3人のパーティーが薪ストーブを焚いて暖をとっており嬉しかった。パーティーは翌日は神威岳に向かう様で残念!MTBを小屋内へ収納し体を休めた。夜半は雨が降り屋根を強く叩いた。



   6月20日(雨後曇後晴)        神威山荘(07:00発)〜ニシュオマイナイ川渡渉(07:20着07:30発)〜滝(08:50着09:00発)〜峠(10:08着10:15発)〜広地(10:35着10:40発)〜ぺテガリ林道
                     (10:20着発)〜ぺテガリ橋(12:15着12:20発)〜ぺテガリ山荘(12:35着)

                   2日目朝5時起床、外は予報どおり雨。迷っていたパーティーも小康状態になったので6時半には出発して行った。拙者も7時に出発、山荘より最初の林道分岐を支線に入る、直ぐにニシュオマイナイ川本流に降り立つ、水嵩もそれ程の増水も無く難無く渡渉する。対岸に渡りあとは作業道らしき道を進み峠の沢へと入って行く。道はマーカーも有り迷う事は無いが、蕗やシダが生い茂り薄暗く歩き辛い、日高特有のカイカイ草に今年もやられ手に痛みが走る。殆ど沢登りになる、2時間近く擁してやっと滝に到着、右岸を高巻いて登る。この後より徐々に急になり最後二俣に分かれてから右の涸沢の急登を詰めると熊笹の中に開かれた峠に到着した。下りはやはり沢沿いを下り、20分程で刈り払われた広地に出る。ペッピリガイ沢の沢沿いに進み、マーカーを確認しながら進む。ここはだだっ広く迷いやすいのでマーカーを付けながら進んだ方が良いと思う。(植林や造成の印も多いので注意) 浅い沢を渡るとぺテガリ林道に入った。1時間半の歩きで何とかぺテガリ山荘へ到着した!5時間半の行程だが荷が重く、肩痛が走った。 山荘は布団、薬等色々と完備されていて綺麗で素晴らしい山小屋だ。1時間も経つと3名のパーティ−が到着、地元の方で日高のスペシャリストのSさんと関東の方2名IさんとAさんでこの後意気投合、宴会に招かれ8時頃まで話が弾んだ!夜には小屋の周辺に鹿の群れが集まっていた様だ。(人のした小便を舐めに来るらしい)拙者は爆睡していて全く解らなかった!
                                                                                              山荘使用料  500円

 


    6月21日(曇時々雨)        ぺテガリ山荘(04:35発)〜1050mピーク(06:20着06:40発)〜1293mピーク(08:00着08:10発)〜1301mピーク(09:30着09:35発)〜ぺテガリ岳(11:20着12:00発)〜
                      1301mピーク(13:20着13:40発)〜1293mピーク(15:10着発)〜1050mピーク(16:17着16:25発)〜ぺテガリ山荘(17:40着18:00発)〜優駿(入浴)〜浦河町旅館(21:00着)

                   3日目、いよいよぺテガリに挑む!朝3時に起床、4時半過ぎに出発。4人の現地即席パーティ−で登る。 朝は晴れ間もあったが、徐々に曇ってくる。登山口より沢沿いに登り、熊笹の尾根に取り付く,行き成りの急登だ。1050mピークで1本立てているとマダニが取り付いた。1293mへの登りではぺテガリを始めて望む。しかし上空には笠雲が架かり暗雲が立ち込めている、右手には中ノ岳〜ペッピリガイ山が望める。ピーク間の鞍部で平地になると羆の糞や掘り返しがやたらに有る。日高のスペシャリストのSさんの指示で今回2個持って来たカウベルを使わず怪しげな所ではSさんに続いて声を張上げた。長い尾根のアップダウンが続く、通り雨もあり雨具を着込むが湿度が高く蒸して堪える。休憩もマダニ防止の為、立ち休みだ!展望台に着くと左方に上部がガスったぺテガリが大きい。1301mピークに着く、ここより一気に下り又、500mの登り返しがキツイ! この時期まだ山桜やツツジが咲いている、さすがに北海道だ。山頂直前は急な登りで笹に掴まり体を押し上げる、又こんな山頂直下にも羆の糞があった。休憩も含めて7時間、念願のぺテガリ山頂に到着した! 展望はガスで全く無い、風も強く汗と雨で濡れた服では、たちまち体が冷え込む。写真と食事休憩の40分程で山頂を後にした。 1時間の下りで1301mピークとの鞍部へ、また登り返し展望台へ。曇空にぺテガリのガスが一時的に取れ、山頂が現れた、左にはルベツネ山の丸い頂が望めた。ここで写真を撮ろうとしたが、カメラが湿気で曇ってしまい上手く写せなくショックである。1293mピークへ登り着くと遥か下に1050mピークが望める、この下りは急で膝に堪えた。この後は熊笹の急坂をジグをきって下り小屋に着いたのは17時半過ぎ、休憩も含め13時間の長丁場の1日が終わった。やはりSさんが足をマダニに食われていた。  この後、偶然にも林業関係者に便乗させて貰い浦河の町まで出る事になり旅館に投宿する事になる。町まで50km以上と遠く、途中鹿との競争やキタキツネの車に跳ねられた死骸を何度と見た。風呂は優駿という施設で汗を流し、飯は天馬という居酒屋風の飯屋で焼きつぶ貝を含め鱈腹頂いて生き返った!
                                                                                            浦河町天馬   素泊り2500円
      

 


   6月22日(雨後曇)         浦河町旅館(04:30発)〜神威山荘(05:50着06:00発)〜440m二股(?)〜524m二股(?)〜710m二股(08:35着発)〜尾根取付点(08:45着09:00発)〜中ノ岳分岐(11:10着発)
                     〜神威岳(11:33着12:30発)〜中ノ岳分岐(12:55着発)〜尾根取付点(14:50着15:25発)〜710m二股(15:30着発)〜524m二股(16:10着16:25発)〜440m二股(17:15着発)〜
                     神威山荘(17:45着18:30発)〜林道ゲート(19:00着19:15発)〜三石旅館(19:45着)

                  4日目は神威山荘にMTBが置いてある為、林道関係者の好意で再度送って頂く幸運に!神威岳登山のチャンスが巡ってくる事になった。朝は小雨、相変わらず天候には恵まれない!小康状態になった為思い切って出発する。時折雨のぱらつく中、ニュシュオマナイ沢を遡る。風も強くなり取り合えず、尾根の取付点まで行って見て判断する事にする。何度も渡渉を繰返し高度を上げて行く、雪崩での倒木が凄まじい!途中獣の気配(臭気)を感じ声を張上げる。雲の間に幾分薄明かりが望めアタックを決意する。取付点に着き皆登山靴に履き替えるが、拙者は沢靴でそのままトライした。これよりいきなりの超急登になる、風雨の中笹に掴まりキツイ登りが続く、ツツジや山桜、高山植物が辛い登りを和ましてくれる。静内湖方面の山が望める。国境稜線は厚い雲の中だ。途中、中ノ岳への分岐があったが道は殆ど薮の中のようだ。2時間半の登りで神威山頂へ到着した!到着と同時位に幸運にも一部ガスが取れ明るくなった。日高、南日高方面が望め、正面に春別山やガスるソエマツ岳、遠くアポイやピンネシリも望めた。十勝側や国境稜線は厚い雲の中で全く望めない。晴とはいかないがラッキーであった。昼食を摂り1時間ほどステイし下山にかかる。下るに連れて晴れ間が望め中日高方面やダケカンバの新緑が美しい。急坂や沢を下り羆の糞や大鹿に遭遇しながら山荘へ帰り着いた。ゲートに着いたのが19時過ぎ、この日の宿の三石旅館には20時近くになってしまった。宿が予約を忘れており、夕食はコンビニで調達した。MTBや荷物を梱包し、布団についたのは23時過ぎていた。

                                                                                             三石旅館  1泊朝食のみ 4750円


   8月23日(晴)            三石旅館(08:00発)〜浦河〜日高富川IC(10:35着発)〜千歳IC(11:10着発)〜千歳AP(11:40着14:00発)〜羽田AP(15:30着15:55発)〜寄居(19:00着19:30発)〜自宅(19:50着)

                  最終日、朝は早く目が覚めてしまう。外は朝靄であるが悔しい事に快晴になる。今回の遠征で初めて青空を見る。朝食を摂り8時過ぎに出発、同行した二人を浦河まで迎えに行く。(Sさんに頼まれた) 途中、三石の道の駅からは青空に日高の稜線が望めた。 千歳空港に着くと頼まれていた土産の「花畑牧場の生キャラメル」を購入する為列に並ぶ、1時間待って何とか買うことが出来たが何とも凄い人気だ! 又、有名な「北の弁当 かな」の「タラバのロール巻き」を購入、昼飯もタラバ、ウニ、イクラの三色弁当とたまには豪華にした。何時もながら土産が一番高くつく! 後は何時も通り5時間かけて寄居へ帰り着いた。  今回も天候には恵まれなかったが、念願のぺテガリと神威を落とす事が出来幸運であった。又、浦河のSさん(日高のスペシャリスト)や東京のA、Iさん共知り合えて良かったし、取り分けSさんには大変お世話になり、この場を通じても御礼を言わして頂きたい。 しかし今回も日高の山々の厳しさと又、エッセンスを充二分に味わえる山行になった!


                      今回の費用は、飛行機代、レンタカー、宿代、土産等で12万程。レンタカーは北海道レンタカーが安価格で良い!