No.247

                                                      北アルプス

               雲ノ平〜赤牛岳〜高天原(黒部源流域周回縦走)                                                                               


                                祖父岳 2,825m   水晶岳 2,986m   赤牛岳 2,864m



                                       平成24年9月10日〜14日(夜行4泊5日)                      単独行



    9/9               花園IC(22:00発)〜名立谷浜SA(00:20着)

    9/10(曇時々晴)        名立谷浜SA(05:00発)〜立山IC(06:00着発)〜折立(07:05着07:35発)〜三角点ベンチ(09:17着09:25発)〜太郎平小屋(11:20着12:00発)〜薬師沢小屋(14:32着)


                          今年は去年行けなかった分もあり思い切って五連休の夏期休暇をとった。急遽同行する予定の新井君が仕事の都合で行けなくなりまたもや単独行になってしまった。何時ものよう名立谷浜でお決まりの車中泊としたが、まだまだこの日も暑くとても寝付かれず結局エンジンをかけて正味1時間程の熟睡時間できつい出発となる。 立山ICよりナビを宛にしたが、逆に遠回りになるハメに! 有峰林道は1800円もとるが彼方此方工事中でかなりの悪路である。7時過ぎに折立へ到着、ウイークデイにしては駐車台数も多くやはり人気のエリアだ。 パッキングして早々に出発、愛知大の慰霊塔に手を合わせ太郎坂を登り始める。 自炊の荷もある為ザックが肩に食い込む(少々持ちすぎた)、20年数年ぶりの道だが何となく思い出す。樹林体の中の曇模様なので暑くなく助かる、徐々に高度を上げて来ると木々の間より北ノ俣岳が望めて来る、その内笹状の丘のようなピークが現れ、その上に大きな薬師岳が望めて来た、左方には鍬崎山が顕著だ。2時間近く登り三角点ベンチで1本立てる、山は昔も今も変わり無く立山方面には五色ヶ原と三角錐の剣は雲の中だ。 左上に大きい薬師岳を望みながら石の敷かれた道を登って行く、次第に薬師のガスも取れて来る。予報に反して天候も回復基調の様だ!初日で足も軽いせいか4時間弱で太郎の小屋へ到着、目前には水晶、鷲羽、三俣蓮華、雲ノ平が広がり暫し感動の時だ!台形をした槍の北鎌尾根も望める。薬師をバックに小屋前のベンチで昼食の大休止とした。 太郎平小屋では地図を購入(忘れた)して出発、太郎平より薬師沢へ向け一気に下る、岡状の雲ノ平へ徐々にちかずいて行く。殆ど木道歩きとなり幾つかの小沢を渡って行く、左手に薬師、左前に水晶を望みながら、そろそろバテて来た頃薬師沢小屋の赤い屋根の上に出た。 小屋前のテラスで一先ず休息していると、カミキリ虫と蝶がやたらと飛んできて体に這い上がって来る、ちょっと下界では考えられ無い。 先着者の女性の方と暫し談笑、この方は黒部川の奥の廊下に感動していた(少々酔っていた)。拙者も冷えた梅酒を購入、一気に飲み干した、旨い!! 受付を済ませた後は睡眠不足もあり2時間程爆睡モードに突入した。この日の泊り客は10名程で、釣り師や赤木沢へ向かう沢登りの方もいる。 自炊は拙者一人であった、一人寂しく夕食をとり明日の天気を気にしながら、7時頃には夢の中へ落ちていった。 
                                                                                            薬師沢小屋 素泊まり弁当付き 6500円


    9/11(曇時々雨)        薬師沢小屋(06:00発)〜アラスカ庭園(08:40着08:50発)〜雲ノ平山荘(09:40着10:20発)〜三俣分岐(11:25着発)〜祖父岳(11:55着12:40発)〜岩苔乗越(13:22着発)〜
                      水晶小屋(14:35着)


                          2日目は予報通りでも無く早朝は曇り空、雲ノ平への急登が雨中で泣く助かった。 レインウェアは途中だと面倒なので出発より着込んだ、小屋前より釣り橋を渡り行き成り垂直の鉄梯子で黒部川岸へ降りる。やはり川は透き通っていて美しい。直ぐに雲ノ平への直登の道へ入る、暫し急登に喘ぎ木道に出て2時間少々でアラスカ庭園へ到着、周りはガスで展望は望めない、木道を進んでいると自然のブルーベリーが実っていて味わう、旨い!9時近くなり予報通り雨が落ちて来た、奏している内にガスの中に雲ノ平の小屋が見えて来た。 小屋で食事をとり大休止とする、先着者の方々はコーヒーを注文し寛いでいた。雨の中でも周りの美しさはわかるが、晴れていれば別天地で最高であろう!1本立て雨の中を水晶へ向け出発、テン場への分岐を過ぎ祖父岳への登りの頃、雨も上がり幾分周囲が明るくなってくる。周りの山々のガスも徐々に晴れて来た! そして山頂に着く頃には曇り空だが360度山々の展望が広がった、ラッキーである。 水晶、ワリモ、鷲羽、三俣蓮華、笠、黒部五郎、薬師そして槍も穂先をガスの中より現した!暫し撮影に没頭した、噂には聞いていたが本当に展望の良い所だ。 1時間位ステイし出発、岩苔乗越を過ぎ2時間弱で今宵の宿水晶小屋へ到着した。この日も小さい水晶小屋は大盛況、クラブツーリズムの団体さんもあり、1つの布団に2人という状態、食事はこの日も自炊は拙者一人、入口の土間にて済ませる事に。トイレは外で、順番待ちをしている間寒く辛かった。それでもテラスからは水晶、野口五郎など裏銀座の山々が目前に広がり素晴らしいロケーションであった。 消灯後は何とか寝られるもので、この状態でもしっかり爆睡モードに入っていた。  
                                                                                           水晶小屋 素泊まり弁当付き 6500円

 


    9/12(晴れ後時々曇)     水晶小屋(05:45発)〜水晶岳(06:35着06:50発)〜温泉沢ノ頭(08:00着08;15発)〜赤牛岳(10:00着10:40発)〜温泉沢ノ頭(12:35着12:45発)〜河原(14:30着発)〜
                     高天原温泉(15:37着16:40発)〜高天原山荘(17:00着)                                                   

                        3日目は今回の山行の核心部に迫る、朝は快晴バッチリだ!読売新道を黒部湖に下る団体さんは朝4時半には早々に出発して行った。自分も食事をとり6時に出発、トイレも済ませ調子万全、足取りも軽く水晶岳への第2登を果たした。展望は言うまでも無く360度完璧である、これから向かう赤牛もクッキリだ。 昔の山ガール3人組に写真を撮って貰った。 早々に山頂を出発、途中振り返ると水晶がより迫力を増し天を突いている、左方を見ると薬師のカールの底に高天原山荘の赤い屋根が望める、何とも馬鹿でかいスケールだ!1時間少々で温泉沢ノ頭へ到着した。赤牛へのルートが一望、温泉沢へ下る尾根も伸び下っている。 予定通りここへザックをデポし、サブザックで赤牛へ向かう、昔の山ガールのパーティーが先へ進んでいる。ここからは意外と見た目より起伏のあろルートを進む、岩場のトラバースや砂礫状やハイマツの中の頂稜を行きコースタイムの2時間で念願の赤牛岳山頂へ到着した。 山頂では山ガールが寛いでおり、また写真を撮ってもらう事になった。 薬師岳のカール谷が美しく、黒部湖も間近に迫っていた。感動の一時、小屋のむすびを頬張った!! 帰路は順調に戻りいよいよ温泉沢へ下る、地図上では破線になっており熟達者コースと書いてある。行き成り急傾斜のザレ場を下るが、荷が重く足が沈む、慎重にやり過ごすと右方向に進路を変え急な尾根の下りになり、後は温泉沢を底に望む急な谷の下りになる。 ガラ場より低木帯、樹林帯の中を降りやっとこ温泉沢へ降り立った。約2時間の急な下りで流石にバテた! 直ぐに温泉があるかと思えばとんでもなくこの後1時間河原を下ってヘトヘトで高天原の温泉へ辿り着いた。川岸に屋根付きの露天風呂もあるが、そこまで行くのもしんどく、河原にある野天にすかすず素っ裸になり浸かった。 露天風呂に入っていた方に小屋への手続きを頼み至福の時間を堪能した! この後は20分程辛い歩きを経て高天原の小屋へ辿りついた。テラスには3人の方が寛いでいたが、2人は水晶で会話をした方でもう1人は先程のかたであった。 小屋前には水晶〜赤牛の尾根が立ちはだかり本当に辺境の地と言った感じで何時熊が出ても可笑しくない所だ。 ランプ小屋で流石に泊り客も少なく、この日は7人程で暫くぶりに小屋飯をとり体力も戻り生き返った!皆で一緒にとる食事も楽しかった、この日も静かな消灯前には爆睡モードに陥っていた。
                                                                                             高天原山荘 1泊2食 8800円


    9/13(晴後曇)         高天原小屋(06:35発)〜高天原峠(07:50着08:03発)〜E沢(08:38着発)〜B沢「黒部川合流」(10:00着発)〜昼食休憩〜薬師沢小屋(12:19着12:30発)〜太郎平小屋(15:30着)

                       この日もまだ暗い内に目が覚める、朝食も用意しなくて済むので楽だ。皆朝食を済ませて其々が出発、拙者も6時半とゆっくりの出発。小屋を出ると水晶もはっきり拝める、高天原には靄がかかり上には薬師岳が朝日を浴びて幻想的な絵を創り出している。 すぐに岩苔乗超への分岐、樹林帯へ入り小山をひと登りすると高天原峠に着く、これより雲ノ平への登る道も分かれている。1本立てていると昨日の泊り客の釣師が通り過ぎて行った。これより下りに入り大東新道の手強いコースになる。幾つも沢を超えるアップダウンの道で、B沢で始めて黒部川下の廊下に合流する。ここからは河原歩きで途中へつりや垂直な鉄梯子をクリアし只管川沿いの岩場を下る。食事をとりザックを背負った瞬間躓き膝を岩に思いっきりぶつけた「一ヶ月後未だに膝は痛む」 2時間近く歩いてやっと薬師沢出合の吊り橋が見えた、途中解り辛い箇所もあり結構ハードだった。 取り敢えず小屋でジュースを買い飲み干し1本立てた、またここで今夜の太郎平小屋の予約もした。 ここからは全く問題無いルートだが最後の薬師沢より太郎平までの急登がしんどかった! 太郎平小屋でも2食付きで宿泊、部屋は個室で3人部屋、京都と名古屋の方で話も弾んだ。黒部五郎をピストンされた京都の方の話だと、本日北ノ股〜黒部五郎の稜線を親子グマが横切って行ったとの話を聞き驚いた。 この日は9時の消灯時間まで話が弾んだ。 
                                                                                            太郎平小屋 1泊2食  8800円


    9/14(晴)           太郎平小屋(06:45発)〜三角点ベンチ(08:25着08:45発)〜折立(09:55着10:35発)〜立山あるぺん村(11:00着11:35発)〜立山IC(11:55着発)〜
                    有磯海SA(12:05着12:35発)〜花園IC(15:56着)
                                      

                       最終日、本日は下るのみ、朝も朝食をとりゆっくりの出発。この日の泊り客では一番ラストに小屋を立った。3時間程の下りであったが足の裏が痛み意外とキツかった!翌日より3連休でもありこの日は登られる方の多い事、100人以上と挨拶を交わした。やはり週末は恐ろしい。 折立もPは一杯で大型バスなども入っていた。下山後で予定していた亀谷温泉は面倒になりカットした。立山あるぺん村で土産を購入、有磯海SAで白えびラーメンの昼食をとり一路花園へ向け飛ばした。    今回は単独での山行になったが、天候もまずまずで行動計画の通りに進み、目的のピークハントも出来良かった。反省としては荷物の持ち過ぎ、また小屋泊りは少々高くても食事付きで泊まった方がやはり色々とメリットが高い。



                  花園〜立山        3550円+6400円         有峰林道     1800円           走行距離     767km             TOP